情報ストレージシステム研究室

 

電気通信研究所

    

研究

LLG方程式を使って磁化ベクトルの時間変化を計算出来ます。

Voronoiセルを使って磁気記録媒体のモデルを作ります。各粒子が別の磁化ベクトルを持って、磁化の時間変化を計算します。外磁場(ヘッド磁場)と一緒に、反磁界、交換結合磁界、異方性磁界と熱磁界がLLG方程式の磁場に入っています。

     

左:記録媒体の粒子、右:ボロノイセルのモデル

 

未来の記録技術のモデル

     

左:HAMRの記録方式、右:記録媒体の温度分布と磁化パターン

加熱記録 (HAMR) では記録時に熱を加えると記録媒体の保持力が下がります。室温で保持力の高い安定した媒体になります。

 

MAMRの記録方式

高周波数磁場アシスト磁気記録(MAMR)ではSTOからの高周波数磁場が媒体の保持力を大きく下げます。

 

二層パターン媒体の例

MAMRを使えば二層にそれぞれ記録出来る事があります。

 

磁性ナノワイヤーの磁壁

ナノワイヤーでの磁壁の運動とピンも計算出来ます。